Möbius(ベルリン)
オープニング:Sunday, October 2, 2016, 7 p.m.
会場:uqbar, Schwedenstr. 16 | D -13357 Berlin, Germany
会期:October 3 – 29, 2016
時間:木曜日 – 土曜日、2.30 – 6.30 p.m.、他は要予約
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uqbarは清水美帆とオィヴン・レンバーグのアーティスト・デュオによる「Möbius(メヴィウス)」展を開催する。これは第7回European Moth of Photography Berlinの一環として、隣接するSwedenstrasse 16との共同企画「deepspace eins sechs」として行われるもの。彼らの長年にわたる活動の特徴は、異質な要素を結びつけながら新しい意味を生み出して人生を比喩的に表現するところにある。
映像作品「Möbius」は、偶然や予想のつかない世界をテーマにしている。作品はサイレント映画として制作。ルネッサンスの八百屋、中世の羊飼い、日本の漁師が、パンチ & ジューディー・スタイルの人形劇を舞台に人形の分身になって出会う。骨が散らばり干上がった海底で目が覚めた中世の羊飼いと犬は、夢より更に不思議な現実に直面する。羊飼いはナンセンスなボードゲームを一人遊びしながら、羊の群れ、バナナでジャグリングをするセーラー達とロココ様式の快楽主義の集団を、アンモナイト化石を思い起こさせる塔に先導していく。螺旋階段を上って塔の頂上に辿り着くと、みんな海底に落下し、新たな堆積層となる。
ロケ地ごとにそれぞれ地元の役者が変わり代わりキャラクターを演じる一方、舞台装置と衣装は色々な場面に再登場する。撮影は、ヨーロッパ、日本、米国で行われ、ベルゲンにある18世紀建築のダームスゴード邸もそのひとつである。精緻に入り組んだインテリアと庭は映像のコンセプトの発想源でもあり、人生を思想、記憶、外部からの衝動が織りなす物語として表現している。
uqbarでは映像に加えて「Möbius」で使用したマスク、カツラ、衣装、舞台装置を展示、中には「アンモナイト階段」の塔の一部もある。また、「Möbius」に至るまでの作品群を掲載した、ホルダランド・クンストセンター(ベルゲン)と一緒に出版した本も紹介する。 この作品はノルウェー・アーツ・カウンシルの助成を受けて制作している。
10月2日に近隣スペースは展示を同時開催する。Thomas Draschan and The Lady from the Sea by Thomas Zanon Larcher und Jules Wright.
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